お雛様

田舎にある私の実家には7段飾りのお雛様があり、毎年姉達と一緒に飾るのが楽しみでした。

段を作って人形を飾り、笛を持たせたり道具を並べたり。飾り終えたお雛様を眺めた時のワクワクした気持ちを覚えています。

 

 結婚して長女が生まれた頃は親王飾りが人気でしたが、段飾りのあのワクワク感が忘れられず、とは言え飾るスペースの無い狭い住居。

悩みながら雛人形を探していたら『内裏雛、三人官女、五人囃子』の3段飾りに出会いました。そこにお店の方の「4段目から下は後から足すこともできますよ」の一言で決定!

そして3年後に次女が生まれ、我が家のお雛様は7段目まで揃い、娘達の健やかな成長を願って毎年飾ってきました。

 

子供の頃から「お雛様は3月3日が過ぎたら早く片付けないと婚期が遅れる」と言われ、迷信と思いつつ、やはり婚期は気になり(笑)自分の時も娘達の時も早めに仕舞ってきました。

無事娘達は成長し、結婚し、今年は婚期を気にしなくても良くなりましたが、やはり晴れた日に早めに仕舞いたいと思います。

また来年飾る日を楽しみに、感謝の気持ちを込めて… 🎎

                                                                                                                               by メンバー のん